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※この記事は書きかけです。

MCプロトコルとは

三菱電機製PLC(商標名MELSEC)に対して、外部機器(PCなど)からシリアル接続、またはイーサネット接続でアクセスするための通信プロトコルを指す。
当記事ではPCからMCプロトコルを使用するための手順とプログラミング例を示す。

準備

ライブラリ(MX Component)のインストール

MCプロトコルによる通信を行うためには、通信用ライブラリMX Componentのインストールが必要となる。
  1. MX Componentのインストーラ(ここではバージョン4)を入手する。
    MX Component Ver.4 日本語体験版ダウンロードページ | 三菱電機 FA
  2. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、setup.exe を起動する。

アプリケーションへの組み込み

デフォルトでは C:\MELSEC にライブラリがインストールされるので、以下それを前提とする。

C# .NETで作成する場合 (Visual Studio 2022の例)

  1. ターゲットCPUの変更
    MX Component Ver.4 は64bit環境に対応していないため、ターゲットCPUを x86 に変更する必要がある。
    1. ソリューション エクスプローラー上でプロジェクトを右クリックし、「プロパティ」を選択する。
    2. 「ビルド」タブを選択、「全般」>「Platform target」に「x86」を選択する。
  2. ライブラリ参照の追加
    1. ソリューション エクスプローラー上でプロジェクトを右クリックし、「追加」>「COM参照」を選択する。
    2. 「参照マネージャー」が開くので、「参照」タブを選択、「参照...」ボタンを押す。
    3. C:\MELSEC\Act\Control フォルダを開き、
      ActUtlTypeLib.dll
      MITSUBISHI.Component.DotUtlType.dll
      MXLabelMemLib.dll
      を選択、「追加」ボタンを押す。
    4. 「参照マネージャー」に戻るので、「OK」ボタンを押す。
    5. ソリューション エクスプローラー上でプロジェクトを右クリックし、「追加」>「既存の項目」を選択する。
  3. シンボル定義ファイルの追加
    C:\MELSEC\Act\Include フォルダを開き、
    ActDefine.cs
    を選択、「追加」ボタンを押す。
ActUtlTypeLib.dll
MITSUBISHI.Component.DotUtlType.dll
MXLabelMemLib.dll
ActDefine.cs
が追加されていれば完了。